洗剤を使用しない床の管理  洗浄から研削へ

2012/10/20

  通常、床面に密着した樹脂ワックス皮膜を除去するには、強アルカリ性の剥離剤や洗浄

剤の化学的成分及びポリッシャー(電動床磨き機)並びにパッド等の研磨力により、皮膜を

1層・2層・3層と洗剤の濃度及びパッドの種類により調整して除去
していました。

   施工は、洗剤水・剥離剤水を大量に使用し、場合によっては、洗浄後の汚濁水を下水道や

浄化槽に排水することが法的に制限されていたり、お客さまより、産業廃棄物処理法上のマ

ニフェスト廃棄証明を求められたりしておりました。

   施工方法も①什器備品の片づけ→②養生テープ貼り付け→③除塵→④洗剤塗布→⑤ポリッ

シャー洗浄→⑥吸水バキューム→⑦モップ拭き→⑧乾燥→⑨ワックス塗布1層→⑩乾燥→⑪

ワックス塗布2層→⑫乾燥→⑬ワックス塗布3層→⑭乾燥→⑮バフ研磨→⑯養生回収→⑰什

器備品復元→⑱洗浄剤使用⑲剥離剤使用⑳汚濁水の廃棄制限・産業廃棄物の証明廃棄の20

行程もありました。

   沖縄県で初めて当社が導入した、100ボルト式ハイパワー振動ポリッシャー「エッジ

20」(蔵王産業㈱ 8月24日新発売)は、専用パッドを超高速振動させて、堆積した古

い樹脂ワックス層を専用パッドと振動力により研削します。

   ウェイト調整によって樹脂ワックスの1層・2層・3層の研削が調整できるため、表面洗

浄及び剥離洗浄のように洗剤・剥離剤の使用を一切行いません。

   また②④⑥⑦⑧⑬⑭⑰⑱⑲⑳の11工程が省略・省力化でき、自重にて安定性が高くポ

リッシャー操作に特に技能を必要とせず、水は小型全自動床洗浄機(背負い式真空掃除機併

用で省略可能)にて樹脂ワックス粉を回収するために少量使用するのみ、床が濡れない前進

施工のため転倒防止が図れ、ワックス樹脂の光沢度も3層効果を2層にて達成できます。

   環境に配慮した最先端の施工法です、平成24年11月中旬から導入します。ご期待ください。
 

EDGE20(エッジ20) 商業店舗内研削状況 ミニ350B-Ⅱコード改良型