近年、外国人観光客の増大に伴い国内にトコジラミの蔓延が顕在化しております。
都市圏においては、一般住宅にも侵入する事例も散見され、今後ますます拡大
する見通しのようです。
沖縄県においては、外国人観光客の衣服・持ち物に付着しているトコジラミが
宿泊施設を介して伝搬し、被害が拡大しているようです。
トコジラミ対策には、加熱して殺虫する方法、薬剤を使用して殺虫する方法、人
の体に接触することを防ぐ方策を施した小物物品類の配置などがあります。
具体例として、移動式加熱器や熱風・蒸気・黒ビニール袋封入天日干し加熱による
殺虫、殺卵、薬剤による殺虫(ジクロルボス乳剤散布やジクロルボス蒸散剤密封殺
虫)。
施工順として、対象物を黒色ビニール袋に蒸散剤を同封して殺虫後、晴天時に天日
干し加熱します。幼虫、成虫を蒸散薬剤で殺虫し、卵は加熱殺卵します。
熱の悪影響を受ける電子製品類の中の卵対策は、蒸散プレートを封入した袋に入れ
1週間~2週間程度で孵化直後に殺虫処理します。季節気温により日数は変化します。
有機リン系殺虫剤或いはカーバメート系殺虫剤等の低臭性で残効性に優れたマイクロ
カプセル剤や水性乳化剤の使用が推奨されています。
ピレスロイド系の煙霧剤、薬散剤、エアゾール剤では薬剤抵抗性問題もあり、トコジラミ
の駆除は難しいようです。
一番大切なのは、目視点検と拡散対策です。人や物の移動により拡散するので、
欧米の宿泊施設では、客室全室についてベッドメイキング時に目視点検を行い、
トコジラミの侵入に備えているようです。
クリックすればトコジラミの動画がご覧になれます。
トピックス
第11回環境衛生シンポジウム
(一社)沖縄県ビルメンテナンス協会が主催し、協会が取り組む環境保全、雇用創出、
沖縄県立特別支援学校清掃指導就職支援、障がい者技能競技大会アビリンピック支援、
シルバー人材センター清掃技能講習運営支援、那覇市協働の街づくり宇久増公園・牧志
公園ボランティア清掃施設保守管理活動及び美ら島沖縄ボランティア清掃活動等を広く
県民の皆様にお伝えするために毎年開催させていただいております。
(一社)沖縄県ビルメンテナンス協会は、昭和48年創立以来42年間、沖縄県の建築物
総合管理業を通して、環境衛生や観光業を支え、女性・高齢・心身に難儀をお抱えになら
れる方々の雇用の受け皿として、約2万人のスタッフが働く職場を創造し、沖縄県発展に
寄与してまいりました。
平成27年11月17日(火曜日)15:00~17:00に那覇市おもろまちの沖縄県立
博物館・美術館2階講堂において、地球温暖化対策・環境問題の専門家としてご活躍
されております琉球大学工学部教授 堤純一郎氏に「建築物における衛生的環境の確保
に関する法律とビルメンテナンス」をテーマに基調講演を行っていただき、引き続き
コーディネーターとして「沖縄における建築物環境管理の現状と課題」をテーマに
沖縄県保健医療部生活衛生課課長 與那原良克氏、
(一社)沖縄県建築士事務所協会副会長 野原勉氏、
(一社)沖縄県ビルメンテナンス協会 理事事業委員長 読谷協同産業株式会社
代表取締役社長 大嶺健太郎の3名のパネリストによりパネルディスカッション
を行います。クリックすればYouTube画像にアクセスできます。
一般の皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
入場条件・参加料等はありません。ご自由にご参加ください。
1級園芸装飾技能検定実技試験
平成27年8月14日に1級園芸装飾技能検定実技試験を受験しました。
当社から受験したのは、過去に5名、直近では7年ほど前に受験したのみです。
昭和55年から実施され、現在資格認定者数は全国で1,650名です。
人口比では、県内の取得者数は16名程度です、今年度の受験者数が12名
でしたので、県内取得者は全国と比べても多い印象があります。
今回は、1名の者のみですが、来年度からは複数人数の受験を行い、将来的
には乗用車のライセンスのような取得率を目指します。
様々なニーズにお応えするためには、学びが必要です。
これからも当社は、続けてまいります。
熱中症対策
造園、塵芥収集、公共施設管理、清掃スタッフに熱中症対策ウェアを支給する
予定です。
スポーツデポにてIGNIO iCOOL ー2℃スゴを購入支給します。
涼感(人体などから発せられる水分に反応して、繊維が熱を吸収・放出させます。
加えて太陽光を反射し、衣服内温度の上昇を抑制します。)
吸汗速乾(汗を素早く吸収し、素早く乾く)
UVカット(紫外線カット率90%以上)
ソフトタッチ(細デニール繊維で柔らかな肌触り)
”アイクール”は東レインターナショナル㈱の開発素材を活用した、アルペンオリジナル
の高機能涼感製品です。
store.shopping.yahoo.co.jp/alpen-group/icool.html#icool_about
現在半袖の作業服を支給していますが、吸汗速乾性に劣るためスタッフから新素材の制服
支給の声があり、ネイビーカラーの半袖をとりあえず2着、評判が良ければ職種に応じて
長袖の支給も考慮します。
その他にも塩分補給用タブレットキャンディ、パラソルの支給や保冷温機能を強化した
飲料水用キーパーの配置等、スタッフの体調管理に努めてまいります。
1級造園技能検定実技試験
平成27年8月1日に当社から5名の者が受験しました。
8月23日には実技の学科試験「要素」及び学科試験が控えています。
標準作製時間3時間、打ち切り3時間30分、全員が時間内に終了しました。
金 城 宏 行
稲 嶺 盛 治
大 嶺 健 太 郎
比 嘉 優
長 濱 大 己
8月23日(日)9時30分から学科試験を1時間40分、11時40分から実技要素
試験を10分間、受験いたしました。
要素試験は、170種類近い樹木の中から20種類の枝葉がテーブル上に置かれ
た中から1種類30秒で種別の同定を行う試験です。
試験結果は10月2日に発表される予定です。